日本で唯一毎日運行されている寝台列車『サンライズ瀬戸・出雲』。
唯一と言われると乗りたくなってしまうのが人の性ですよね…
ということで4歳の長男を連れて2人で乗ってきました!
サンライズ瀬戸・出雲とは
前述のとおり、日本で唯一毎日運行されている寝台列車です。
東京⇔出雲市間、東京⇔高松間を一日一往復しています。
- 上り(東京方面):高松発のサンライズ瀬戸と出雲市発のサンライズ出雲が岡山駅で併結
- 下り(東京出発):岡山駅にて高松行きのサンライズ瀬戸と出雲市行きのサンライズ出雲に分割
各個室の情報は以下のページが分かりやすかったのでリンクを貼っておきます。
予約方法
予約方法は以下2種類です。
- みどりの窓口で予約
- インターネットで予約(https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/campaign/sunriseseto_izumo/form.html)
いずれも乗車日1カ月前の10:00から発売です。
私はインターネットで予約しました!
ただし、駅で切符の受け取りが必要です。
個人的に競争率が低いと思うのは・・・
『ただサンライズに乗ってみたい!』という方におすすめなのは・・・
です。
特に繁忙期などでない限り、上記条件だと比較的予約しやすく
発売時刻すぐに完売することはありません。
(ちなみに喫煙だとさらに競争率が下がります。)
私が予約した土曜日発のB寝台シングル(上り)は
禁煙だと発売日の12:00頃まで購入可能でした。
過去にみどりの窓口で下りのA寝台の10時打ちを依頼してNGだったことがあるので
意外と簡単に予約できるんだなあという印象でした。
未就学児の料金は?
大人と同じ個室を利用する場合、未就学児は料金がかかりません。
大人の乗車券・寝台券・特急券のみで利用できます。
お金のかからない未就学児のうちに
一緒にサンライズに乗ってみよう!と思い
今回の2人旅が実現しました。
実際に乗ってみた
岡山駅出発は22:34
岡山駅の駅ビルなども閉まり、居場所がなくなって早めに駅へやってきました。
岡山駅から乗車する人は少ないようで、人もまばらです。
名物の連結を見学
私たちが乗車した岡山駅では、サンライズ瀬戸と出雲の連結を見学できます。
連結するのは7号車と8号車です!
時刻が近付くとホームのそのあたりに人が集まってきます。
先にサンライズ瀬戸がやってきて、連結の準備を始めます。
サンライズ瀬戸の乗客も連結見学のために降りてきて、ホームは大混雑・・・!
やってくるサンライズ出雲を待ちます。
都内の通勤ラッシュ時間帯かのように
『黄色い線の内側でお待ちください』が連呼されていました(笑)
サンライズ出雲もやってきて、連結準備をしています。
そして・・・
近すぎて写真がアレですが、連結!!
なんというんでしょう・・・
連結の瞬間にホームが静まり返る感じ・・・
『固唾をのむってこういうことか・・・!』
とひとり心の中で思っておりました。
連結自体よりも、それを見守るみなさんの空気感のほうが記憶に残っています。
乗車
連結が終わるとすぐに出発なので、みなさん猛ダッシュで各自の車両に戻ります。
私は連結部分から近い9号車だったのでジョギング程度に・・・。
乗車すると待っているのがこの廊下です。
部屋に入るワクワク感も感じつつ、
この廊下の整備された美しさになぜか感動したのを覚えています。
▼各部屋の外側にはこのようなロックがあります。
これは中に荷物を置いた状態でトイレなどへ出かけるときのためのものなのですが、
あまりの興奮で番号を押さないと中に入れないのかと勘違いし
ちょうど連結から戻られた隣の部屋の方に
『この番号ってなんですか?』
とアホな質問をしてしましました。
『最初はそのまま入れますよ』と冷静に教えてくださりありがとうございました…!
お部屋へ
気を取り直してお部屋に入ります。
私より先に部屋ではしゃぐ長男。
上の階のお部屋だったので、この窓の形が特徴的です。
他にもお部屋の設備は以下の通りです。
パジャマはバスローブタイプ(ボタンがない)ので、車掌さんの切符チェックが済んでから着替えるのがよいかと思います!
車内設備見学
4歳児連れなので早く寝かせたかったですが、
トイレにも行かせたかったので車内設備見学へ。
おやすみなさい
ひととおり用を済ませたので、23時少し前に就寝。
いつも9時半就寝の4歳児もよく頑張ってここまで起きてくれました。
ベッドが長方形ではなく、幅が足元に向けて細くなるスタイルだったので
こんな感じで寝ました。↓
なんとも言えない図ですみません・・・
列車が停車する気配で目覚めるのも醍醐味
夜中3時頃、列車が停車する気配を感じて目覚めると、浜松駅に停車していました。
その後も何度か目覚め、
熟睡はできませんでしたがそれも寝台列車の醍醐味ですよね。
サンライズ鑑賞
藤沢のあたりで長男も起床。
窓を開けて景色を楽しむことにしました。
途中停車の横浜駅では、反対側のホームから
息子に手を振ってくださる男子中学生3人組がいて
なんと微笑ましいこと・・・!
ちょうど多摩川を渡るあたりでサンライズ鑑賞ができましたよ。
あっという間の東京駅
東京駅が近付くと、新幹線もたくさん見られるので
息子は大喜びです。
そして東京駅到着。
日曜日でしたので駅の人はまだまばらです。
下車後、サンライズの先頭へ。
夜中じゅう走ってくれてありがとう!
人を降ろしたサンライズは有楽町駅方面へ去っていきました。
感想
覚悟はしているものの、
岡山~東京はサンライズを味わうには短すぎました。
もっと長く乗っていたかったです!
やっぱりなんだか夢がある。
湾曲している窓の感じや、
そこから眺める日の出の神々しさ、
駅の反対ホームからこちらを眺める人々の目線・・・
普段乗る電車ではなかなか体感できるものではありません。
廃止なんて噂も聞こえますが、長く走り続けてほしいです。
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