関西方面からの四国の玄関口、鳴門。
激しい潮流によって起きる自然現象「渦潮」の名所です。
海の名所に必ずあるのがクルーズ船。
今回は、クルーズ船ことアクアエディに4歳児・0歳児を連れて乗った話です。
鳴門市側の運航会社は2つ
うずしお観潮船を運航している会社は鳴門市に2つあります。
鳴門観光汽船とうずしお汽船です。
それぞれHPを載せておきますね。
我が家は事前には何も調べていなかったのですが、なんとなく車を走らせていてたどり着いたのが鳴門観光汽船の駐車場でした。
なお、淡路島側から乗りたい場合はうずしおクルーズになります。
どれもこれも名前もURLもそっくりです
鳴門観光汽船は『アクアエディ』or『わんだーなると』
鳴門観光汽船のHPにはアクアエディとわんだーなるとの2つの観潮船があるとの記載があります。
いろいろ書いてありますが、纏めると以下のようなイメージでしょうか。
- アクアエディ…高速小型船で水中観測もできる
- わんだーなると…大型船で揺れが少ない
三半規管弱めな私はわんだーなると一択です。
意気揚々とチケット売り場に向かった夫
タイトルからお分かりかと思いますが、夫が買ってきたチケットはもちろんアクアエディ。
急に不安になる私に対して夫が放った一言は、
『大丈夫だよ^^』
どうやら三半規管強めな人には私の不安は理解されないようです。
未就学児無料 でもちょっと狭い
覚悟を決めて乗船です。
船に足を一歩踏み入れるやいなや、『階段で水中展望室に降りてくださーい♪』というスタッフの陽気な案内が。
水中展望室、いい響きですが…
いざ降りてみるとなかなか窮屈な空間です。(写真がなくてすみません。)
水中展望室の中は指定席となっており、チケットに席番号が印字されています。
席はベンチになっており、ひとりに割り当てられているのは30cmほどでしょうか。
通勤電車の一人分よりはだいぶ狭いです。
狭い席で未就学児を膝にのせなければいけません。案の定、
「僕も座りたい!」
と騒ぐ長男。
結局長男はほとんど立っていました。
出航するやいなやデッキに向かう乗客
さあ、恐怖の出航です。
「あ…やっぱり無理かも」
船内のアナウンスで鳴門海峡や渦潮について説明されていますが、全く耳に入りません。
ふと気が付くと、まわりの乗客が急に立ち上がりデッキへと向かっています。
「え!?みなさん水中展望室から渦潮見たくてこれに乗ってんじゃないの?!」と心の中でつっこみながら、
私もデッキへと急ぎます。
ちょうどソファ席のようなところがあいていたのでそこに座って一休みです。
外が見えると船酔いから解放されます。
命拾いしたと思ったら恐怖のアナウンス
ほっとしたのも束の間、アナウンスが流れます。
「ここからの時間は水中展望室でお過ごしいただく必要があります。」
「今すぐ水中展望室へお戻りください!!」
え…義務!?
最初は聞き流してデッキに残ろうとしている人もいましたが(私もその一人)、
何度もアナウンスが流れるので皆さんしぶしぶ地下へ向かいます。
私も向かいます。
地下へ戻ると、どうやら船は渦潮の真ん中にいる模様。
ここからが地獄です。
渦潮の元となる小さな竜巻のようなものが窓越しに見えます。
隣の20代女子たちは「すごーーい!!」と興奮しています。
私にはすごいのかすごくないのかよく分かりません。
目を瞑り、顔を天井に向けた状態でなんとかやり過ごします。
「しんどいなー」と心の中で何度もつぶやいていました。
ふと長男を見ると、とても楽しんでいる様子。
三半規管強めの長男。
君が楽しんでくれるなら、母としては大満足なんです!!!!
地獄タイム終了
なんとかやり過ごすと、デッキにでていいですよ~というアナウンスが。
やっぱり外は空気が良いです。
なかなかの絶景が待っていました。
大鳴門峡と渦潮のコラボを楽しむことができました。
私は確信しました。
渦潮は上から見るのが一番だと。
ちなみに写真に写っている海賊船のようなものが、淡路島から出航している『うずしおクルーズ』です。
しばらくするとアクアエディは港へと戻ります。
港へ戻る途中に撮った写真が、このクルーズの中で一番美しい写真だったのは言うまでもありません。
下船後の話
乗船したのはお昼過ぎでしたが、下船後もなかなか体調が戻らず、
夕方に車でひと眠りしたあとやっと元気になりました。
観光スケジュールを詰め込んでいる方は無理しないでくださいね
まとめ
三半規管弱めな私がアクアエディに乗った感想を忖度なく記載しました。
他の船には乗っていないので、どちらがオススメなどの比較はできませんが、
同行者の体調なども含めて検討いただければこの上なく嬉しいです。
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