私が2025年3月に読んだ8冊の本をおすすめ順に紹介します。
仕事でもプライベートでも、自分ってこういうことできていないかも・・・と
気づかされるような本が多かった一ヶ月でした。
胸懐 / TAKURO
GLAYファンなのでこちらを一番最初にもってきました。
2003年に発行された書籍で、もう一度読みたいなと思って図書館で借りました。

歌詞のように美しい文章がとても心地よい一冊です。
GLAYのリーダーTAKUROさんが生まれ育った家庭のことや
GLAYを結成するに至るまでのお話、GLAYが売れてからのお話など
ファンとしては読みごたえばっちりです。
特に『第一章 家族』に並ぶ言葉たちが美しく、
そしてGLAYが30年も走り続けられたヒントと思われるものが散りばめられていて
何度も読みました。
貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! / 大河内 薫・若林 杏樹
老後2,000万円問題を皮切りに、
お金との向き合い方を分かりやすく教えてくれる一冊です。
私はもともとNISAやiDeCoに手を出してはいるのですが、
もっと基本の部分(たとえば障害年金や遺族年金などの存在)を認識し
自分の状況(たとえば民間の保険にお金をかけすぎていないか)を確認するための
よい機会となりました。

また、iDeCo改悪が話題になっているので、
現行法での受け取り方を知るためにも良い本でした。
そして何よりこの本を読んでよかったのが、
著者の大河内 薫さんのvoicyの存在を知れたことです!
毎朝更新されるのですが、国会の動向なども知れてとにかく楽しいです。
プレミアムリスナーになるべきか悩んでいます・・・。
星を編む / 凪良 ゆう
前作『汝、星のごとく』の続編です。
前作では、自分自身を養うことの難しさと大切さが身に染みて、
ぜひ子どもにも読んでほしいなと思ったのですが・・・

今作を読んでずっと考えたのは「よい親とは」ということです。
小さい頃から親のケアをしなければいけない子ども…
親から何不自由なく物を与えられ親の敷いたレールの上を歩かなければいけない子ども…
どんな家庭に生まれたかによって子どもの手持ちのカードは全く異なります。
自分の、親としてのふるまいを見直すためにも良い本だなと思いました。
定期的に読み返したいです。
今日、誰のために生きる?アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語 / ひすいこたろう・SHOGEN
アフリカにあるブンジュ村というところに
アフリカのペンキアート「ティンガティンガ」を学びに行ったSHOGEN(ショーゲン)さんが、
村人との会話から幸せが続く考え方について知っていくお話です。

とっても良い話なのですが、
なぜか読んでいて辛くなってしまいました。
なんでこんなに辛いのか考えてみたところ、
シンプルに自分が幸せが続く考え方ができていない、
つまり余裕がないからだなあと納得。
一番心に残った一節を紹介します。
『人と話す時は、その人を抱きしめるようにして話すんだよ』
この村の子どもたちは、みんなお母さんからそう教えてもらって育ちます。
ああ・・・
まずは私が子どもへの話しかけ方を変えようと思い、実践中です。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 / 森岡 毅
直接マーケティングに関する仕事に就いているわけではないのですが、
気になることがあり読んでみました。
マーケティング入門書ということで教科書のようでもありますが
USJでの具体例なども詳しく記載されていて分かりやすかったです。

特に中盤の『戦略的思考』の話はどのような仕事でも活用できそうです。
『選択と集中』、毎日実践中です。
ただ、後半の著者のキャリアの話はあまり頭に入ってきませんでした…。
ロールキャベツ / 森沢 明夫
ただ椅子に座って景色を眺める『チェアリング』を楽しむ
5人の大学生についての物語です。
暗い大学生活を送っていた私にとっては眩しいばかりの青春です。
それでいて時に心に刺さるようなセリフも。
「いまのわたしは、過去から見たらいちばん人生経験豊富で、未来から見たらいちばん若々しいでしょ?何でもできちゃう気がしない?」
「あたりまえやけど、人は死んだら終わりやん?せやから、生きとるうちに、自分の人生の脚本を自分で書き換えて、好きな自分に生まれ変わらなあかんよって」
何歳になってもドキッとするような文言がスパイスとして効いている、
そんな青春小説です。

私もこんなキャンパスライフ送ってみたかったです!
時間がなくてもやりたいことがすぐに叶う! CITTA式 人生が輝く手帳タイム / 青木 千草
今年久々に紙の手帳を買いました。
ちょっと良さそう、と思って買った「CITTA手帳」です。
特に何も考えずに使っていたのですが、
手帳の使い方が学べると知りこの本を手に取ってみました。

今まで活用しきれていなかったワクワクリストの使い方を知れたのが
よかったです。
自分とか、ないから。教養としての東洋哲学 / しんめいP
東洋の哲学者たち7人の考え方について
著者のオリジナルな言葉で説明してくれている一冊です。
おもしろい、おもしろいのですが・・・

著者の説明が独特すぎて、
3~4人目あたりからよく分からなくなってしまいました。。
ただ、2人目に登場する龍樹の『この世はすべてフィクションである』という考え方は
すごくおもしろいなあと思いました。
フィクションの世界の中でみんな役割を演じているのだと思うと
ちょっと面倒なお客さんを相手にする仕事もおもしろくなりそう・・・
仕事で人に対して嫌な思いをしたときに使いたい考え方です。
まとめ
2025年3月に読んだ8冊の本について紹介しました。
自分の知らないこと、できていないことに気付けたのはよかったのですが
そういうときは心の中にもや~っとしたものが生まれるので(私だけでしょうか)、
読んで心がスッキリ!といった感覚の本は少なかったです。
まだまだ勉強不足ですね。
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